越後 中越・高倉山(1144m) 2018 4/21(土)

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数年前の積雪期撤退のリベンジとGWの群馬県境のボッカ訓練を兼ねて、高倉山に行ってきました。 この日は南魚沼市の最高気温は29度で真夏のような中での登山となりました。

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数年前の3月に挑戦した時は積雪は450cm位ありましたが今回はゼロでした。

1ヵ月の違いはありますが、今年は雪がなさ過ぎました。

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雪壁を登るつもりでしたので、ハーネスはもちろんピッケルにアックスそしてロープは50mを用意して出かけました。

下山は懸垂下降もあると思い、捨て縄も準備していきました。

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結果は全くの夏山と同じでした。

何回か雪の上を歩きましたが、アイゼンも履きませんでした。



歩き出しで、既に相当気温が上がっていて半袖での出発となりました。

大変暑く、水も2L近くは飲みました。



途中までは新緑の世界で、コブシや山ザクラ・アブラチャン・マンサクなどが満開でした。

また足元にはイワウチワ・ショージョーバカマが可憐な群落を作っておりました。



数年前に撤退したラクダのコブには雪は全くなく、急な露岩帯にロープが下がっていまいた。

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ここを越えて最後の痩せ尾根を歩けば待望の山頂でした。

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今回、始めて展望に恵まれまして360度の眺望を満喫する事ができました。

一番目を引くのは、何と言っても八海山のギザギザ岩稜で、その横に最高峰の入道岳、東には高倉山から尾根続きの山・阿寺山も真っ白で綺麗でした。

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南には巻機山~金城山が圧巻ですが、南東に見えたネコブ(1774m・マイナー12名山・登山道なし)がドッシリとしていて存在感をアピールしておりました。



ちょっと気になったのがGWで行く予定の大水上山~丹後山の県境稜線、雪がなく笹が出ているように見えました。

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こんな笹藪を3日も縦走したら、体力が持つのかどうか。

叔父さんとしては心配の種が一つ増えた感じでした。

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暑い登山となりましたが、無事登頂し展望も満喫できましたので二重丸となりました。

素晴らしいボッカ訓練そして耐暑訓練でした。

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登山教室 「山旅クラブ」

富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >

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