群馬県境 第20回(新潟県境) (大白沢山~平ヶ岳~丹後山) 2018 5/4(金祝)~6(日)
記念すべき「群馬県境を歩くシリーズの第20回目」は平ヶ岳からの撤退となりました。 当初3泊4日で予備日を設けていましたが、初日の5/3(木)が悪天候だったため1日ずらして出発しましたので、予備日なしの2泊3日でどうしても抜けなくてはいけませんでした。
それにしても今年は雪が少な過ぎました。
鳩待峠の売店前の駐車場にも雪の壁はなく、至仏山のワル沢もかなり木が出ていました。
山の鼻にある自然観察遊歩道の木道も半分くらいは顔を出しておりました。
お陰でタンタンと歩けばいいはずの猫又川右岸の雪道も、ルートファインディングをしながらで、神経と体力を使いました。
左俣徒渉点はラッキーにもダケカンバの大木が倒れていて、これを使い容易に対岸に渡ることが出来ました。
しかしながら1534m峰に登るところから雪がなくなり藪こぎとなりました。
雪を見つけてそれを拾いながらの登りは結構疲れます。
1661m峰手前からは、ふたたび雪が多くなりそれなりに歩き易くなりました。
その後は平ヶ岳山頂までおおむね問題のない積雪量でした。
ただし、2日目に通過した1920mは山頂部にネマガリ竹の藪が出ていて東側をトラバースしました。
最大斜度35度くらいですが、遥か下まで落ちていましたので滑落すれば数百メートルは落ちていく危ない所でした。
雪も堅かったので今回で一番緊張した所でした。
他のパーティーは危険を考慮して藪を通過しているパーティーもありました。
さて、何とか平ヶ岳に登頂。
だだっ広い山頂で、標識・三角点のある所は山頂台地の東側で、シラビソの低木に囲まれたところです。
三角点は雪に埋まっていましたが、標識は上半分は出ていました。
雪が止み、周囲の展望が効くようになり、釼ヶ倉山~藤原山~大水上山方面を観察。
釼ヶ倉山までは間違いなく雪がありますが、滝ヶ倉山から大水上山の下の稜線まで黒黒としています。
ほとんど藪が出ているのです。
このレグが一番標高が低いのですが、それにしてもこんなにブッシュが出ているとは、何ともとんでもない年にトライしてしまったのかと落胆ひとしおでした。
熟慮しましたが、既に予備日も使っていますし、決して若くない叔父さんパーティー、潔く撤退を決意いたしました。
後は何処かで雪上宴会をやって楽しく帰ろうという事にしました。
1661m峰 平頂部のテントサイトで、15:00くらいからウイスキー&ジンをちびりちびりと初めて楽しい時間を過ごす事が出来ました。
Mさんは、最近ハマっているらしい焚火キットで夕食を作っていました。
かなり時間が掛かるのですが、本人は至って楽しそうでした。
そんな事で、大水上山・丹後山まで抜ける事は出来ませんでしたが、雪の平ヶ岳山頂には立つ事ができました。
また来年以降のチャレンジになります。
ここ3年、GWは鳩待峠から入山していますので、来年はどこか違う所に行きたいような気もしますね。
今年中には決めておきましょう。
5/4(金)
三国川ダム管理事務所 駐車場(車デポ)(5:00)=(車)=戸倉 尾瀬第1駐車場(7:00 7:30)=(乗合バス)=鳩待峠(159
1m)(8:15発)~山の鼻(9:20 9:35)~ムジナ沢~カツキリ堀~柳平(1430m)~左俣徒渉点(倒木ブリッジ利用)(10:55)
~1534m峰~1661m峰~大白沢山(1942m)西の鞍部~1920m峰(東側をトラバース)~北田代の東の鞍部(1795m)(1
4:40着)(雪上テント泊)
5/5(土)
北田代の東の鞍部(1795m)(5:50発)~1895m峰~白沢山(1953m)(6:40 6:55)~1936m点~平ヶ岳(2141m)(8:00 8:2
0)~平ヶ岳の西の小ピーク(8:50 9:10)~平ヶ岳~1936m点~白沢山(1953m)~1895m峰~北田代の東の鞍部(179
5m)~1920m峰(東側をトラバース)~大白沢山(1942m)の西の鞍部(12:50 13:10)~1661m峰 平頂部東側(14:30着)
(雪上テント泊)
5/6(日)
1661m峰 平頂部東側(5:50発)~1534m峰~左俣徒渉点(倒木ブリッジ利用)~柳平(1430m)(7:00)~カツキリ堀~ム
ジナ沢(8:10)~山の鼻(8:45 9:05)~鳩待峠(1591m)(10:05着)=(乗合バス)=戸倉 尾瀬第1駐車場=(車)=三国川
ダム管理事務所 駐車場(13:00着)(デポ回収・解散)
登山教室 「山旅クラブ」
富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >
それにしても今年は雪が少な過ぎました。
鳩待峠の売店前の駐車場にも雪の壁はなく、至仏山のワル沢もかなり木が出ていました。
山の鼻にある自然観察遊歩道の木道も半分くらいは顔を出しておりました。
お陰でタンタンと歩けばいいはずの猫又川右岸の雪道も、ルートファインディングをしながらで、神経と体力を使いました。
左俣徒渉点はラッキーにもダケカンバの大木が倒れていて、これを使い容易に対岸に渡ることが出来ました。
しかしながら1534m峰に登るところから雪がなくなり藪こぎとなりました。
雪を見つけてそれを拾いながらの登りは結構疲れます。
1661m峰手前からは、ふたたび雪が多くなりそれなりに歩き易くなりました。
その後は平ヶ岳山頂までおおむね問題のない積雪量でした。
ただし、2日目に通過した1920mは山頂部にネマガリ竹の藪が出ていて東側をトラバースしました。
最大斜度35度くらいですが、遥か下まで落ちていましたので滑落すれば数百メートルは落ちていく危ない所でした。
雪も堅かったので今回で一番緊張した所でした。
他のパーティーは危険を考慮して藪を通過しているパーティーもありました。
さて、何とか平ヶ岳に登頂。
だだっ広い山頂で、標識・三角点のある所は山頂台地の東側で、シラビソの低木に囲まれたところです。
三角点は雪に埋まっていましたが、標識は上半分は出ていました。
雪が止み、周囲の展望が効くようになり、釼ヶ倉山~藤原山~大水上山方面を観察。
釼ヶ倉山までは間違いなく雪がありますが、滝ヶ倉山から大水上山の下の稜線まで黒黒としています。
ほとんど藪が出ているのです。
このレグが一番標高が低いのですが、それにしてもこんなにブッシュが出ているとは、何ともとんでもない年にトライしてしまったのかと落胆ひとしおでした。
熟慮しましたが、既に予備日も使っていますし、決して若くない叔父さんパーティー、潔く撤退を決意いたしました。
後は何処かで雪上宴会をやって楽しく帰ろうという事にしました。
1661m峰 平頂部のテントサイトで、15:00くらいからウイスキー&ジンをちびりちびりと初めて楽しい時間を過ごす事が出来ました。
Mさんは、最近ハマっているらしい焚火キットで夕食を作っていました。
かなり時間が掛かるのですが、本人は至って楽しそうでした。
そんな事で、大水上山・丹後山まで抜ける事は出来ませんでしたが、雪の平ヶ岳山頂には立つ事ができました。
また来年以降のチャレンジになります。
ここ3年、GWは鳩待峠から入山していますので、来年はどこか違う所に行きたいような気もしますね。
今年中には決めておきましょう。
5/4(金)
三国川ダム管理事務所 駐車場(車デポ)(5:00)=(車)=戸倉 尾瀬第1駐車場(7:00 7:30)=(乗合バス)=鳩待峠(159
1m)(8:15発)~山の鼻(9:20 9:35)~ムジナ沢~カツキリ堀~柳平(1430m)~左俣徒渉点(倒木ブリッジ利用)(10:55)
~1534m峰~1661m峰~大白沢山(1942m)西の鞍部~1920m峰(東側をトラバース)~北田代の東の鞍部(1795m)(1
4:40着)(雪上テント泊)
5/5(土)
北田代の東の鞍部(1795m)(5:50発)~1895m峰~白沢山(1953m)(6:40 6:55)~1936m点~平ヶ岳(2141m)(8:00 8:2
0)~平ヶ岳の西の小ピーク(8:50 9:10)~平ヶ岳~1936m点~白沢山(1953m)~1895m峰~北田代の東の鞍部(179
5m)~1920m峰(東側をトラバース)~大白沢山(1942m)の西の鞍部(12:50 13:10)~1661m峰 平頂部東側(14:30着)
(雪上テント泊)
5/6(日)
1661m峰 平頂部東側(5:50発)~1534m峰~左俣徒渉点(倒木ブリッジ利用)~柳平(1430m)(7:00)~カツキリ堀~ム
ジナ沢(8:10)~山の鼻(8:45 9:05)~鳩待峠(1591m)(10:05着)=(乗合バス)=戸倉 尾瀬第1駐車場=(車)=三国川
ダム管理事務所 駐車場(13:00着)(デポ回収・解散)
登山教室 「山旅クラブ」
富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >
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