菅沼~日光白根山(2578m) 2018年 12/1(土)前泊~2(日)
日光白根山に登る時の定番の宿・ペンションプモリに前泊して関東以北の最高峰に行ってきました。 ペンションプモリは山岳ガイドの先輩でもある宮崎氏が経営している宿です。 ヒマラヤの写真や山の本・山道具などがたくさん展示してあり、居るだけでも楽しめるお気に入りの宿です。
宮崎氏はエベレストをはじめ複数の8000m峰にも登頂している筋金入りの登山家です。
同じ前橋出身の山岳ガイドですが、私の大先輩にあたる方です。
さて、この時期の日光白根山は中途半端な季節となっています。
紅葉は終わり、初雪は降っているのですが本格的な雪山にはなっておりません。
12月ですので冬山です。
何時ものようにロープウェイ山頂駅からの往復を考えていましたが、何とロープウェイが運休していました。
丸沼スキー場が全面滑降OKになるとロープウェイは運行されるとの事でした。
例年12/中~下旬に運行再開だとの事でした。
仕方なくルートを変えまして、菅沼からの往復としました。
詳細は下記の通りです。
丸沼高原 ペンション プモリ(1335m)=(車)=菅沼登山口P(1735m)~弥陀ヶ池(2250m)~分岐~<ダイレクトコー
ス>~日光白根山(2578m)~<ダイレクトコース>~分岐~弥陀ヶ池~菅沼登山口P
7時過ぎにペンションプモリを出発。
途中から国道120号線は雪とアイスバーン、ちょっと気を抜くと滑ります。
慎重に運転して菅沼登山口へ向かいました。
出発の準備をしていると、やたらに寒い。
車の温度計を見るとマイナス10度、今シーズン初めての二桁のマイナス表示、放射冷却現象も加わって相当な冷え込みでした。
かじかむ手をさすりながら歩き始めました。
天気は最高、移動性高気圧がドンピシャ。
風もなく澄み切った空気の中、展望も抜群でした。
積雪は5~10cmと少なく、アイゼンを付けないパーティーもおりました。
さすがに弥陀ヶ池から上のダイレクトコースはアイゼンがあった方が安全です。
かなりの急傾斜に岩場の連続で、アイスバーンになってしまうと大変やっかいなルートです。
幸いにして今回は凍ってなく助かりました。
また、落石が多いところですのでヘルメットがあるとより安心でしたね。
標高も2350mを越えると森林限界で、抜群の展望が開けておりました。
基本的にすべての山が見えたと言っていいでしょう。
山頂からは360度の大展望が広がっていました。
さすがに関東以北の最高峰、人気があるのも頷けます。
雲海からは富士山が頭を出しており、南アルプス・八ヶ岳、浅間山・北アルプスへと続いていました。
北側には燧ヶ岳~至仏山・会津駒ヶ岳など、その右奥に真っ白な連峰が、飯豊連峰です。
飯豊がこんなにハッキリ見えたのは初めてでした。
東には男体山・大真名子山・女峰山などの奥日光の山々が濃い墨絵のように見えました。
「群馬県境を歩くシリーズ」で走破した峰々も良く見えました。
南から、袈裟丸連峰~皇海山~錫ヶ岳~五色山~金精山~温泉ヶ岳~念仏平~湯沢峠~燕巣山などなど、申し分のない眺望に、しばし時を忘れてゆっくりと休憩致しました。
今回は移動性高気圧に覆われて、12月とは思えない好条件の中で登山をする事ができました。
夏山と殆ど変わらない感じで登頂できてしまいましたが、本当にラッキーな日でした。
一たび冬型の気圧配置になれば、風雪15m・視界20mは当たり前です。
山頂付近は、視界不良になると下山口が全く分からなくなります。
コンパスで慎重にベアリングを出して降り口を探す事になります。
これからも、油断することなく万全な装備・体調で雪山に望みたいですね。
登山教室「山旅クラブ」
富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >
宮崎氏はエベレストをはじめ複数の8000m峰にも登頂している筋金入りの登山家です。
同じ前橋出身の山岳ガイドですが、私の大先輩にあたる方です。
さて、この時期の日光白根山は中途半端な季節となっています。
紅葉は終わり、初雪は降っているのですが本格的な雪山にはなっておりません。
12月ですので冬山です。
何時ものようにロープウェイ山頂駅からの往復を考えていましたが、何とロープウェイが運休していました。
丸沼スキー場が全面滑降OKになるとロープウェイは運行されるとの事でした。
例年12/中~下旬に運行再開だとの事でした。
仕方なくルートを変えまして、菅沼からの往復としました。
詳細は下記の通りです。
丸沼高原 ペンション プモリ(1335m)=(車)=菅沼登山口P(1735m)~弥陀ヶ池(2250m)~分岐~<ダイレクトコー
ス>~日光白根山(2578m)~<ダイレクトコース>~分岐~弥陀ヶ池~菅沼登山口P
7時過ぎにペンションプモリを出発。
途中から国道120号線は雪とアイスバーン、ちょっと気を抜くと滑ります。
慎重に運転して菅沼登山口へ向かいました。
出発の準備をしていると、やたらに寒い。
車の温度計を見るとマイナス10度、今シーズン初めての二桁のマイナス表示、放射冷却現象も加わって相当な冷え込みでした。
かじかむ手をさすりながら歩き始めました。
天気は最高、移動性高気圧がドンピシャ。
風もなく澄み切った空気の中、展望も抜群でした。
積雪は5~10cmと少なく、アイゼンを付けないパーティーもおりました。
さすがに弥陀ヶ池から上のダイレクトコースはアイゼンがあった方が安全です。
かなりの急傾斜に岩場の連続で、アイスバーンになってしまうと大変やっかいなルートです。
幸いにして今回は凍ってなく助かりました。
また、落石が多いところですのでヘルメットがあるとより安心でしたね。
標高も2350mを越えると森林限界で、抜群の展望が開けておりました。
基本的にすべての山が見えたと言っていいでしょう。
山頂からは360度の大展望が広がっていました。
さすがに関東以北の最高峰、人気があるのも頷けます。
雲海からは富士山が頭を出しており、南アルプス・八ヶ岳、浅間山・北アルプスへと続いていました。
北側には燧ヶ岳~至仏山・会津駒ヶ岳など、その右奥に真っ白な連峰が、飯豊連峰です。
飯豊がこんなにハッキリ見えたのは初めてでした。
東には男体山・大真名子山・女峰山などの奥日光の山々が濃い墨絵のように見えました。
「群馬県境を歩くシリーズ」で走破した峰々も良く見えました。
南から、袈裟丸連峰~皇海山~錫ヶ岳~五色山~金精山~温泉ヶ岳~念仏平~湯沢峠~燕巣山などなど、申し分のない眺望に、しばし時を忘れてゆっくりと休憩致しました。
今回は移動性高気圧に覆われて、12月とは思えない好条件の中で登山をする事ができました。
夏山と殆ど変わらない感じで登頂できてしまいましたが、本当にラッキーな日でした。
一たび冬型の気圧配置になれば、風雪15m・視界20mは当たり前です。
山頂付近は、視界不良になると下山口が全く分からなくなります。
コンパスで慎重にベアリングを出して降り口を探す事になります。
これからも、油断することなく万全な装備・体調で雪山に望みたいですね。
登山教室「山旅クラブ」
富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >
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